毎日のコーヒーを置き換えるだけで、たまご約1個分のたんぱく質を補給できるメガロスの「プロテインコーヒー」。2024年10月には、売り上げ138万杯突破した大人気のアイテムです。
ベースのコーヒーとシトルリンの甘み、ホエイペプチドのほのかな苦み、コラーゲンの深いコクが加わり、リッチで甘い余韻が続く美味しいプロテインコーヒーは、100回以上の試作を経て作られました。
今回は、プロテインコーヒーの開発協力をいただいたUCCコーヒー鑑定士の中平尚己さんに制作の思い出やこだわりをお聞きしました。
目次
世界中のコーヒーの「個性」と「味」を
熟知したコーヒーの第一人者
UCC上島珈琲株式会社 農事調査室 室長
中平 尚己 監修
・UCCコーヒーアドバイザー
・UCCコーヒー鑑定士
・(ブラジル) コーヒー鑑定士CC
・(アメリカ) CQI認定Qアラビカグレーダー
UCC上島珈琲株式会社内資格「UCCコーヒーアドバイザー」第1号を取得。日本初のコーヒー専門の教育機関「UCCコーヒーアカデミー」の発足に携わり、2007年から専任講師に就任。2018年からは農事調査のために世界中を渡り歩き、ブレンドレシピのシミュレーションシステムの開発やコーヒー生産国での技術指導に携わるなど、コーヒーと深く関わっている。
中平さん:最初にお話を頂戴した時は、プロテインのことが全く分からなかったため、「本当にできるかな?」という思いがありました。
村田さんから企画を伺った際、「毎日のコーヒーをプロテインコーヒーに置き換えられるような構想」だという風に聞いて、本物のコーヒーに作り上げていかなければという気持ちになりました。
中平さん:このコーヒーの中には、シトルリン、ペプチド、コラーゲンという成分を含む3種類のプロテインを使っています。この3種類はそれぞれ味が異なります。プロテインというものをメガロスの皆さんから教わって、さまざまな見本を見せていただき、自分の構想を練っていきました。
また、どなたでも使いやすいようにインスタントコーヒーをベースに使用しています。インスタントコーヒーは、作っていく過程で熱処理が必要なため、レギュラーコーヒーと比べると香りが弱くなったり、酸味がきつくなったりすることがあります。
その点をプロテインで補い、強化できないかという発想から、それぞれを適量ブレンドしました。甘さや苦さ、飲んだ時のとろんとした感覚、しっかりとしたコクを感じるようなバランスで仕立てているのがポイントです。
中平さん:何度も失敗を繰り返し、苦労の末にできあがったのが今回のプロテインコーヒーです。
特に難しかったのは、味のバランスや溶けやすさなど、さまざまな要素をうまく組み合わせ、美味しいコーヒーを作ることです。自信をもって世に出せるコーヒーが完成するまで、チームメンバーがそれぞれこだわりを持って取り組んでいました。
そして、何回も試作を繰り返してきたものが結晶として商品になりました。売れ行きも好調だと伺っています。携わらせていただいたものが、こういう形で成功できたことを誇りに思います。
メガロス村田:現在1つのパッケージとして展開しているプロテインコーヒーですが、形を変えて第2弾、第3弾と展開し、もっと美味しいプロテインコーヒーや健康的なコーヒーを作るために協業できればと思っています。引き続き、開発協力をよろしくお願いいたします。
中平さん:こちらこそ、よろしくお願いいたします。
中平さん:「プロテインコーヒーといえばこの商品」という風になりましたね。
メガロス村田:そうですね、圧倒的にシェアを取りましたね。
弊社のプロテインコーヒーを真似て作っている会社もありますが、オリジナルとしてのこだわりや、UCCさんの協力を経て作っているものという点で、似た商品を作っている会社に負ける気はありません。
また、プロテインコーヒーのことをよく知らないユーザーでも、「UCC監修」に対する安心感が商品を手に取るきっかけにもなっています。楽天でもレビューを200件ほどいただいており、好評です。